2024年10月28日月曜日

募金活動のご報告

  YMCAたかつ保育園


いつも横浜YMCAの募金活動にご協力くださりありがとうございます。

今年の8月に募金の使途先にもなっているタイ北部にあるパヤオセンターに

スタディーツアーに研修として参加させていただきました。



このツアーは横浜YMCAがバンコクYMCAと協働で行っている

児童保護プロジェクトの地であるYMCAパヤオセンターやチェンマイYMCAを訪れ、

社会問題や環境問題について学ぶものです。

ツアーの詳細は横浜YMCAのブログをご参照ください。

(https://omoiwotunaguzz.blogspot.com/2024/09/in-2024summer.html)


YMCAたかつ保育園でもバザーなどで

パヤオクラフトの販売やタイに向けた募金活動を行ってきました。

しかし、タイから帰り久しぶりに会う子どもたちに

「タイに行ってきたんだよ。」「パヤオクラフト作っているところだよ」と伝えましたが、

子どもたちは「パヤオセンターってどこ?」「パヤオクラフトってなに?」と

繋がっていない様子でした。

そこで9月に幼児の子どもたちへ

パヤオクラフトがどんなものなのか、パヤオセンターにはどんな子がいるのかを

3月・8月にパヤオセンターに行った職員でお話しすることにしました。



タイから持って帰ってきたパヤオクラフトを見せると「見たことあるよ」「おうちにあるよ」と

パヤオクラフトの存在は知っているようです。

「みんなは欲しいものがあったときどうする?」と問いかけると、

「お金持ってるよ」「ママに頼む」などの声が聞こえてきました。



パヤオセンターの子どもたちはおうちの事情で学校に行けなかったり、

働かないといけない子がパパやママと離れて住んでいるおうちなんだよ。

ほしいものがあったときに買えるように

パヤオクラフトを子どもたちが作って販売して、おこづかいにしているんだよと伝えると

みんな真剣な顔で聞いてくれました。

少し難しい内容でしたが、遠い国にもみんなの友だちがいること、

どんな生活をしているのか少しでも興味を持ってもらえたらいいなと思います。


パヤオセンターはタイ北部山岳少数民族の
子どもたちの人身取引予防と教育支援活動を行っている児童保護施設です。
また、人身売買被害女性の自立支援なども行っています。
センターに来る子供たちの背景はさまざまで、
HIV/AIDSによって両親を失い孤児となった子、人身売買や性的搾取の危険のある子、
経済的な理由から教育が受けられない子などがパヤオセンターで保護されています。



このような危険がある子どもたちですが、
どんな時でもすてきな笑顔で接してくれ、タイ語も優しく教えてくれました。
タイの子も将来に向けて自分の道を選ぶために、
今後も募金活動を通して支援をし続けたいと思いました。




9月に行われたYMCA フェスタでもツアーに参加した学生も
パヤオクラフト販売に参加してくれました。



YMCA高津保育園の事務所前でも、
子どもたちに伝えた資料と一緒にパヤオクラフト販売を行いました。
横浜YMCAの募金活動で支援している使途先が
少しでも知っていただけるきっかけになったら嬉しいです。

(YMCAたかつ保育園 佐藤)