YMCAたかつ保育園では、毎年チャリティーイベントとして、「わいわいまつり」を開催しています。在園児家庭だけでなく、卒園児とご家族、地域の方を招待し、毎年大勢の方が参加してくださっています。今年度は初めてお祭りのブースの1つとして、卒園した小学生の子どもたちで「おばけやしき」を企画しました。
卒園した子どもたちにお知らせして募集をすると、8名の子どもたちが集まってくれました。
6月22日(土)1回目の準備を行いました。
小学校も学年も違う子どもたち同士なので、まずは自己紹介タイムです。緊張しているかな?と感じたのも一瞬で、あっという間に打ち解けあい、笑い声が聞こえてきました。
そして、「どんなおばけやしきにしたい?」と話し合いの時間を持ちました。話し合いでは活発に意見が出てきました。
「こわいおばけやしきにしたいけど、でも小さい子もいるから、かわいいおばけもいたらいいかな!」
「お客さんに合わせて(小さい子、小学生、大人)驚かせ方を変えたらどうかな?」
「次のお客さんを教える役を作れば怖さを変えてあげられるよ!」
「音楽もかけたら、おばけやしきがおもしろくなるかも」
そして、どんなしかけを作れば良いか?役割には何があるかなども、たくさん話し合って決めました。
その後、お客さんを呼ぶためのポスター作りや看板作りをして1回目の準備は終了しました。
7月13日(土)2回目の集まりです。この日は本格的に準備です。
おばけのお面や洋服を作ったり、壁になる段ボールに手型を貼ったり、イラストに絵の具で色を塗ったり、真剣に作業を頑張る子どもたちでした。その後当日の役割分担をして2回目の準備を終えました。
7月27日(土)いよいよお祭りの日を迎えました。
お祭り前に集合し、職員にお客さんになってもらいました。
「何人ですか?」「一人100円です」
「おばけにはさわらないでくださいね。」など受付も練習しました。
そして、始まる前にみんなで集まり「わいわいまつりの収益は、災害に遭って困っている人や、日本だけでなく、世界で困っている人たちのために募金として助けるために使うことを伝えると、真剣に話を聞き、「みんなでがんばろう!おーっ!」と声を掛け合いました。
16時から、わいわいまつりのスタートです。
お化け屋敷は、驚くほどの大人気に!長蛇の列が受付前にできました。
大人や小学生相手には全力で驚かせ、話し合いの時のように「次のお客さんは小さい子?」とこっそり聞いたり、小さな子が泣いてしまうと「ばいばーい」とお面を取って顔を出したりと、相手に合わせるという優しい姿も見られました。
お客さんが次々とやってくる中、本当によく頑張っていました。終了したときには「つかれたー」とへとへとの様子の子もいましたが、それでも「楽しかった!」と笑顔が見られました。子どもたちも達成感を感じることができたようです。保育園を卒園しても、こうして繋がりを持てることに感謝します。大きく成長した子どもたちに会えることも、とても嬉しく感じます。また、9月には卒園児キャンプも行います。これからも卒園児と繋がる機会をたくさん持っていきたいと思います。
YMCAたかつ保育園 野村