2015年6月5日金曜日

5歳児キャンプを実施しました

YMCAたかつ保育園「5歳児キャンプ」のご報告
 2015年5月13日(水)~15日(金)の2泊3日、富士山YMCAで、きりん組(5歳児)のキャンプを実施しました。
キャンプのねらいは、
①大自然を心と体で感じ、自然に触れて、のびのびと遊ぶ。
②遊びや生活の中で、友だちや保育者と協力したり一緒にいることを喜び合う。
③自分のことは、自分で考えて行う。
の3つですが、今回は特に、富士山YMCAの中の大草原の中で、ひたすら大自然を満喫する中からこのねらいに向けていくことを大切にしていきました。

【1日目】 楽しみにしていたキャンプに出発です。心配していた台風が過ぎ去り、みごとな好天に恵まれ、バスの中では、みんなのワクワクドキドキしている気持ちであふれていました。キャンプソングを歌ったり、友だちとお喋りしているうちに、目の前に大きな富士山が現れると、子どもたちは大興奮でした。
昼食を食べると、いよいよ富士山YMCAを散策です。虫あみと昆虫観察ケースを持ってちょうちょやバッタを追いかけたりしていました。



【2日目】 朝起きると今日もきれいな富士山がくっきりと顔を出してくれていました。みんなで外に出て、耳を澄ますと、いろいろな鳥の鳴き声や風に揺れる草や葉の音が聞こえてきました。心地よい音色をみんなで聞いて、動植物の命や自然のありがたみに感謝しました。
 この日も日中は、大草原の探索です。いろいろな遊びを見つけるなかで、ハンモックが人気となり、順番を待つための列ができていました。ハンモックには大人の手を借りたり、自力で乗ろうと頑張る者もいました。ハンモックの中では、自分たちで心地よく揺らして、「全然怖くない」と強がりを言っていました。

夜は楽しみにしていたキャンプファイヤー。楽しいゲームで身体を沢山動かしたり、大好きな歌を歌ったりして、大盛り上がりでした。炎が大きくなっていく様子を目の前で眺め、パチパチと鳴る音にも耳を傾けていました。楽しい時間は、あっという間に過ぎて、炎が小さくなるのをみんなで静かに見つめていました。

【3日目】 この日も朝から富士山はくっきりと顔を出してくれました。朝食後は、自分の荷物の整理と、ほうきや雑巾を使って、お世話になったキャビンを、みんなでお掃除です。貸してもらっていた遊び道具も元の場所に整理整頓して戻してきました。 そしてその後は最後の散策。

昼食を食べると、楽しかった富士山での生活もいよいよ終わりです。帰りのバスは、みんなぐっすり眠っているうちに保育園に到着です。

2泊3日のキャンプを通して、一人ひとりが自分で頑張ってやろうとする力や友だちと協力することの大切さが子ども達の中に芽生えたことを感じます。「友だちと一緒」というのが心の支えであり、保護者の元を離れて過ごせたのも仲間たちがいたからだと思います。多くの方々のご協力と温かい見守りにより、キャンプを実施することができ、子どもたちの成長の機会となりました。心より感謝いたします。
                          (たかつ保育園 5歳児担任保育士 窪田陽子)