横浜YMCAでは、8月は平和月間です。
YMCAたかつ保育園でも、そこに向けて7月から平和について考える機会を持っていきました。
幼児クラスでは、朝の礼拝で【終戦】という漢字の意味を話し、【戦いが終わった日】が8月にはあり、その戦いで落とされた原爆に苦しみながらも「平和への願いを込めて」鶴を折り続けた女の子。佐々木貞子さんのお話をしました。
苦しい思いをしながらも鶴を折り・・・という言葉を、真剣な表情で聞く子どもたち。実際にいた女の子の話しだという事が分かると、空気が少し変わり、気持ちを想像するように耳を傾ける子もいました。
貞子さんが願った【平和】は簡単で当たり前の事ではなく、みんなで考え、みんなで作っていくものだから、まずみんなの平和への願いを折り鶴に込めて折り紙を折っていく事にしました。
乳児クラスでは平和の絵本を読み、絵本の中の暗い色使いの【戦争】と、明るく楽しい絵が広がる【平和】を比べ「暗いのは怖いね」「キレイなこっちの方が好き!」と平和へのイメージを広げていきました。
折り鶴作りが難しい2歳児クラスでは、幼児クラスのお友だちに来てもらい、折り鶴作りを隣で応援したり、お家の方と一緒に平和の話をしながら折り鶴を折ってもらいました。
7月27日の夕方には平和の鶴の製作コーナーを用意しました。お迎えに来た保護者と子どもたちが平和を願いながら鶴を折ってくれました。
また、ウクレレで讃美歌を弾いてくれる職員もいたりと素敵な時間を過ごすことが出来ました。
今回用意した折り紙の一部には平和記念公園に献納された千羽鶴を再利用した「再生紙折り紙」を使用しています。
みんなの願いがこもった沢山の折り鶴は、横浜YMCAの活動として広島の人たちのもと これから届けられます。子どもたちの思いが届きますように。
YMCAたかつ保育園 西條